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「どうしたのー?会長の笑い声凄い聞こえたよー」
『ん?あー!ゆうりんだー!』
『ちょっとゆうりんとは初対面って言う設定なんだからあだ名で呼んじゃだめでしょ((ボソッ』
同じ顔の人が2人いる。多分双子だよな。
「2人とも自己紹介してください」
『あ、ごめんね〜』
「僕が庶務の聖奈央だよ〜」
「僕は庶務の聖真央だよ〜ちなみに僕が兄でーす」
「よろしくお願いします。」
『うん!よろしく〜これから僕たちのことは先輩呼びしないで普通に君付けして呼んでね!僕たちはゆうりんって呼ぶから』
「あ、はい!」
この2人はイケメンって言うよりかわいい系だな〜星輝くんと似てるけどこのふたりは、ざ・癒しって感じ。双子だと見分けつかなかったりするけどこの2人見た目は全く同じだけど、ちょっと違うところがある気がするから意外と見分けつくかもな。
俺は無意識に2人の頭を撫でた。
『え、は、悠李くん!?どうしたの///?』
「あ、ご、ごめんなさい!」
俺はホントに何をやってるんだろうか。先輩にこんなことするなんて。ましてや生徒会の人に。非常識すぎるだろ。
『全然大丈夫だよ〜むしろもっと撫でてて欲しい!』
「ホントですか?ありがとうございます!」
気を使わせてしまった……まぁ、お言葉に甘えて撫でさせて頂こう。ふわふわで、犬っぽいな〜
「なんかあそこだけふわふわしてない?気の所為?」
「そうですね…でも懐かしいです」
「え、副会長珍し。絶対怒ると思った。」
「ホントは嫌ですけど。これで悠李も少しは思い出してくれるかも知れないですし、止めませんよ」
「なるほどね〜」
「あいつこっち見て、すげぇニヤニヤしてるがいいのか?」
「………不本意ですが、、後で何とかするので大丈夫です」
「副会長こっわーい」
「そういうお前は大丈夫なのかよ」
「えー大丈夫じゃなわけないじゃーん。だから俺は俺なりに1番早く俺の事を思い出して貰えるようアタックするよ」
「……チッ……」
「え、今副会長舌打ちした?ちょっと会長が俺に変なこと聞くから怒っちゃったじゃーん」
「知らねぇよ」
「2人とも俺に冷たすぎる」
生徒会結構怖い印象あったけど楽しくて結構いいな。それに、懐かしい感じがする。なんだろ、この感じ。
「そういえば生徒会メンバーってこれで全員なんですか?」
「今はまだいないがもう1人いるぞ」
「そうなんですね」
『ねぇ、ゆうりん。その敬語やめない?』
「え、でも、先輩ですし」
『お願〜い』
そんなキラキラした目でこっちを見ないで!許しちゃうでしょ!
『ねぇ、だめ?』
「ぅ……わかりました」
「わかりましたじゃなくてわかったでしょー」
「わかった」
「この際全員のこと先輩付けするのやめませんか?」
「え、それは大丈夫なやつ?」
「問題ない」
「まぁ、弦先輩が言うなら……」
「じゃあとりあえず桐生先輩は柊弥で」
「え!?俺は呼び捨てなんだ」
「うん。なんかムカついた」
「容赦ねぇー」
「会長は弦君で、副会長さんは秀君でいい?」
「はい」
「あぁ」
「それより私の名前知ってたんですね」
「え、あぁ。確かに、、あれ千登勢秀ですよね?」
「はい」
なんでわかったんだろ。確かに、副会長の名前聞いてない気がする。
「どこかで聞いたんだろ」
「そうだよね」
きっと、噂で聞いただけだ…。よね?
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