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新しいクラス・新しい友達!
俺はドキドキしていた。それは、今クラスでそれぞれ自己紹介をしているからだった。もう少しで俺の番がやってくる。この自己紹介でクラスにおける自分の立場が決まると聞いたことがある。しかも、この学園は中高一貫校だ、だいたいの奴が、お互いにどんな奴か知っているはずだ。だからこそ俺はこの自己紹介で失敗する訳にはいかないんだ。
ついに俺の番が来てしまった。まずい、全然考えがまとまっていない。もうダメだ。俺は諦めて自己紹介することにした。
「どうもこんにちは。神楽悠李です。えっと、好きな食べ物は、マカロンです。」
俺はやらかしたと思った。
(好きな食べ物がマカロンってなんだよ・・)
「えぐっ。イケメンすぎる。」
「いや、可愛いだろ。あれは」
「え、てか神楽ってあのアメリカのKAGURAGI?」
「さすがに違うだろ、、」
「でもSにいるんだよ?」
「確かに、、」
俺はコソコソと悪口を言われてる気がして、顔を伏せた。俺はこの先最高の学園生活は送れないものだと覚悟し、自己紹介が終わり急いで教室を出た。
「よ!」
今俺に話しかけているこの人。誰だかお分かりいただけただろうか?そう、この人こそ、俺のクラスの担任。そして、入学式で俺に適当なことを言いやがったホスト先生だ。
「ホスト先生こんにちは」
「ホスト先生? え、それ俺?」
「はい。だってホストっぽいじゃないですか。」
「お前結構しっかり言うよな」
「え?そうですか?」
この様子だと先生に直接言うやつ居ないみたいだ。どう見てもホストだろ。
「お前今、めっちゃ失礼なこと考えてるだろ」
「そんなことないですよ〜」
「そうかぁ?ま、いいや。そんなことより、さっきはありがとな」
「全然大丈夫、、では無いですけど。まぁ、大丈夫です」
「どっちだよ!!」
(なんかこの人テンション高いよな。でもこれについていけてる俺も高いんだろうか。)
「それじゃあこれからもよろしくな〜」
全然担任って感じしないんだけど。もはやこれ友達なんじゃないだろうか。まだちゃんとした友達すらできてないって言うのに。
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