第9章 和恵

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和恵の耳元で ちょっと 夫が囁いて 支配人の後を追うのを見て 横に座った拓哉が 話しかけて来た 旅館の野菜は 拓哉の畑で 作った物を使っているが 今日の料理は どうでしたかと聞かれ サラダが美味しかったと 話した時 嬉しそうな顔をして 苦労話を聞かされ 心臓の動きが早くなり始め 腰に疼きが湧くのを感じて 狼狽したまま 腿をすり合わせ 気取られない表情をする ジーン ジーン早く成り始めた鼓動に合わせるように 疼きが広がって来る 夜 横に寝ている泰三が 体を返して 和恵のパジャマのボタンを 一つ一つ外し 口の中に泰三の舌が送り込まれ 恥ずかしい処から 愛液が滲む様に下着を濡らして 自宅の夜を思い出す様に 濡れて来る 浴衣の下の下着が 愛液で濡れ始めたのを感じて 両足を閉じただけの刺激で 可笑しくなって来た 右に座って居た 二組の夫婦が立ち上がり 食堂の脇の通路に消え 囲炉裏には拓哉と 二人に成っているのに気が付いて 夫を探す 「 ご主人ですか? 」 拓哉に聞かれ 頷くと 「 そちらの部屋で 横に成っていますよ 」 支配人と通路に行った筈 怪訝な顔で見ると 「 先ほどお部屋へ行かれたの 気が付きませんでした? 」 頷くと  「 予備室に成っていて 酔ったお客様が 仮眠取れるように   起こして お部屋へ戻りますか? 」 和恵は頷き 拓哉の案内で部屋へ入った ・・・えっ!!!・・何ですか?・・・・ 思わず声を上げて口元に手を当て 座って居る男達 目の前に 大柄な男が二人座ったまま和恵を見た 拓哉が押しだす様に 部屋の中央に和恵を押し 部屋の真ん中で和恵は立ちすくんだ 一人の大柄な男が立ちあがり 和恵の傍へ歩み寄ろうと した時 和恵は身を翻し入り口に飛びついた 拓哉がお腹に手を回し 部屋の中央へ抱えられたまま 連れていかれ 和恵は身じろぎして拓哉の手から 逃れようと藻掻き 浴衣の裾が乱れて 白い太腿が ・・・・ 奥さん ・・・・・・・・ 座って居る大柄な男が 低い声で呼んだ 腹を抱えられ身じろぎしていた和恵の動きが止まり 男に視線を送る 声だけで 人を制圧する響きは まるで 大きな獣に見据えられる小動物の様に 和恵の浴衣は乱れて足元は緩く成り  白い太腿が浴衣から覗き男達の視線に晒し  和恵は浴衣を合わせ 怯えた目で男を見た ・・・さっき奥さんを見て気に入ったんだ 今夜は    俺達と楽しもうぜ・・・ 低い声で男が薄笑いを浮かべ 立ちあがった大柄な男に 顎で合図を送る 「 嫌です! 主人が待ってますから 帰してください 」 「 ご主人? ご主人なら もう部屋で寝ているよ 」 「 さっき ご主人の酒 良く寝られる様にしておいたから 」 座って居る男が 薄笑いを浮かべ自分の浴衣を脱ぎ始めた 立っていた大柄な男が和恵の後ろに回ると 両腕を掴み 背中を押しつけ和恵の動きを封じ 腹を抱えていた拓哉が 和恵の前に回り 浴衣の帯を外して来る ・・イヤ!!・・やめてください!!・・・ 腕を押さえられ 帯を外された浴衣は開き 白い上下が明かりの下に 晒された 大柄な男が和恵の腕を 力を込め後ろに回し  帯を抱えた拓哉が腕を縛り始め 力を込め 浴衣の帯は和恵の腕の動きを封じて来る 腕を振り 縛られた腕を解こうと抗うが 帯はびくともしない ・・・いやーーー!!! だれかーーー!!!・・・・ 身悶えながら 大きな叫びを上げ 声は部屋の中響く 「 ここは 防音に成ってるよ それに この建物   俺達しか居ないから 騒いでも無駄だよ 」 和恵の腕を掴んでいる男が 囁く様に耳元で言った 帯を外された浴衣の前が開き 白い下着が見え隠れして 白い太腿は際までを 男達に見せ 和恵は拓哉と 座って居る大柄な男を交互に睨みつけた 「 奥さん 朝まで付き合ってくれれば 良いだけだから 」 座って居た男が立ちあがりトランクスを脱ぎ捨て  凶暴なものを猛らせ 和恵に見せるように歩み寄って来る 猛った赤黑い物から視線を外し 近寄って来る 大柄な男を見上げ 視線で殺せるなら 殺したい 憎しみを込め 睨みつけた 大柄な男が浴衣を開き 腕を回して ブラジャーのホックを外して来る 和恵は成すがままで 男を睨みつけ 男が乳房を 手で覆い 顔を近付けて来るのに合わせ 顔をそむけた 「 嫌がるなよ!! 」 顎を持たれ 唇を重ねられ 口を固く閉ざし目を閉じ 顔を振った ふっ!! 男が顔を外し 腰に手を回され 体が浮き上がった 大柄な二人の男に 何時の間に 敷かれている布団に 横にされ 頭の上の男が 乳房を揉み始め 拓哉が横に座り 乳房に顔を付けて来る 腰を捩じり体を揺すり 男達から逃れようと身悶え 足元の男が 下着に手を掛けた 腰を捩じり 男の腕を外そうと藻掻き 下着はあっけなく 取り去られてしまう 明るい部屋の下 陰毛を 男達の視線に晒し腰を動かして 恥ずかしい処を 男達の視線から隠そうと腰を捩じった ・・・ 奥さん  ・・・・・ 下卑た声が聞こえ顔をそむけたまま 無視していると  「 すげーな これ!!! 」 男を見ると明かりの下に 和恵の白いパンティーが 明るい部屋の中、男の手で広げられている  久ロッチの部分を親指で押し上げて  黄色い染みを見せ 恥ずかしさに顔を背けると ・・・ 欲しかったんだろう ・・・・ 嘲るように 揶揄るように 男が繰り返し   足の間に大きな体を入れて 黒い陰りに 指を這わせ始め 口を噛みしめ 頭を何度も振り 腰を捩じり 男の指を外そうと藻掻き続け 「 嫌! 駄目!! 止めてください!!! 」 首を振り続け 大柄な男に抑えられた体を見悶え 腰を捩じって 刺青の男の指から 恥ずかしい処に 触れるのを反らせようと身悶えを続けていた 「 あれ!! 」 部屋の隅から 白い筒を拓哉が男に渡し 渡された男はキャップを取り 中の粘りの有る液体を  手の平に垂らし 見せつけるように 猛ってエラの張った強張りに 薄笑いを浮かべ 和恵に視線を合わせ 両の手でしごくように 赤黑い物に塗り込んでいく  満遍なく塗り込み 和恵の秘唇の上に垂らすと 指先でバギナの入り口を回すように塗りこんできた 足を閉じて 膣を嬲る指から逃れようと見悶えるが 大柄な男の体が足の間に有り 閉じることが 出来ない 悔しさに口を堅く閉ざし 涙を零していた
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