第10章 房江 真紀

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第10章 房江 真紀

3か月前  横川孝明は開発部の部屋を覗いた 入社2年目の 新木修がパソコンを真剣な目で見つめ 手前のレポート用紙に走り書きをして またデーターを 入力して覗き込んでいる姿が見え 今年入社の 横川千絵が 珈琲カップを机の脇に置いた時 赤い顔で 千絵を見て口籠る姿を見て 孝明は落胆の表情を浮かべ 心の中で ・・・ さっさと声を掛けて デートに誘え ・・・  この娘は良い娘だぞと唱えていた  新木が入社して2年 開発した製品の特許は 業界の評判も良く 横川電機の売り上げを伸ばし 幾つかの業務改善は工場の作業効率を2割ほど上げ 人件費の改善にも繋がり 横川としては 新木を 他社に取られないように 目を配っていた 今年自分の娘を入社させ 開発部へ配属させたのも 願わくは 新木と娘をとの思湧くからだった 会社の中で社長の娘と知っているのは 人事部の 部長だけで 千絵も会社では普通の社員として 働いている 自宅で新木の事を聞いた時 顔を赤らめ 口籠る姿に 娘も満更で無いと頷いていたが 2か月が過ぎ3か月4か月と過ぎて進展もなく  孝明は新木を飲みに連れ出して そこで初めて新木の悩みを聞いた 大学まで学業優先で女性と話した事も数える程 付き合い方も分からないと聞き 年に何度か泊まる宿で 懇意にしている啓子を抱いた後 新木の事を頼んで来た 何時もの様に 囲炉裏で誠の振る舞う酒を飲み 孝明の体が熱く成って来る 回りに居る 宿泊客と 軽く話して部屋へ戻ると 部屋の露天風呂に 白い肌が浮かび 孝明も裸に成って 湯船に体を沈め 大柄な体を引き寄せ 顔を重ねていく 舌を絡ませ 豊満な胸を揉み 啓子の指が猛った物に降りて軽く触れ 握った肉棒を掴み上下させ 荒い息を耳元で聞き  太い足の間に手を差し込むと 湯船の中で大きく足を開き 硬い陰毛を掻き分け 指がクレパスをなぞり 指先に お湯で無い滑りを感じて 少し飛び出た尖りを 押し込む様に回すと喘ぎを上げ首に手を回して腰を回してくる 2年前 初めて会った時 部屋へと誘うと 強く断られ 誠に無理を言い 2週に1度部屋を予約して 通い続け 3か月目に初めて部屋を訪ねて来て 酌をされながら会話して 言葉が途切れ 微妙な静寂が訪れた時手を引き大柄な体を引き寄せ 軽い抵抗で当てて来た手の平を掴み 唇を重ね舌を押し込み 啓子の舌を追い 頭を引きよせ長い口付けは啓子の体から 力が抜け 和服の裾を開き白い太腿を撫で続け 鼠径部に指が触れ 濡れた下着に触れて 陰茎が一度に膨らんだ 啓子の手を下半身に誘い 猛った物を握らせると 一度離した手を再度引き 啓子の手が肉竿を握り 上下に動かし始め 薄い小さな唇に唇を重ね舌を差し込み 口腔内を蹂躙し続け 耳元に啓子の荒い息を聞き ・・・ 隣に ・・・・ 頷いた啓子は立ちあがり 和室で帯を解き  襦袢1枚で布団に横に 孝明は体を被せ 襦袢を開き 白い胸を覆う下着のホックを外して 白い大きな胸を 愛撫して小さな薄茶の乳首を吸い 啓子の腰が動き始め 白い下着の上から手を差し入れ 濡れたバギナに指を這わせ 荒い息を聞きながら バギナの上の小さな尖りを 撫で続け 起き上がり下着を取り去り 体を被せて行った 白い太腿が和室の布団の上で大きく開かれ 孝明を待つ 小さな明かりに白い太腿が開き 黒い陰毛がバギナを覆い 猛った亀頭を濡れた膣に合わせ 亀頭を膣へ押し込み 腰を使って押し込んで行く 濡れた膣壁が猛った物を包み 啓子の腕が孝明を抱き込み荒い息使いを耳に送り込み 白い足を大きく開いて腰を押しつけ 部屋に肉音が 啓子の喘ぎを耳元で聞き 唇を重ね腰を押しつけ 10代の若者の様に 腰を叩きつけていた 膣壺が肉棒を咥え 濡れた膣壁が卑猥な音を立て 喘ぎの声を引き出させ 猛った肉竿を膣深くへと押し込み 亀頭の先からの白濁は 膣深くへと何度も何度も 吐き出して行った 妻を亡くして5年 先代からの付き合いの宿を 時折一人で訪れ 仕事の疲れを解し 亡き妻と 過ごした部屋で思い出に浸り このまま独身で終わると思っていた  ある日 働く姿の啓子の姿を見て  そこに亡き妻の面影を見て 老いらくの恋なのか 啓子に惚れて声を声を掛け 嫁に来てくれと 何度も頼んだが首を振られ 住む処も仕事も無い 啓子を受入れて呉れた 誠に恩が有るからと 頑なに断られ 誠に無理に頼み込み 宿泊をする日だけの逢瀬が続いていた 白い肌が明かりの下で 息を整えようとして 孝明は頭の下に手を差し込み 大柄な啓子の 頭が孝明の胸の上に 啓子の手の平が胸に当てられ 大きく息を吐きだした時 「 啓子さん 家の若い社員の筆おろしを頼めないかな? 」 啓子は胸の上の顏を外して 起き上り孝明を見下ろした 孝明が啓子を引き 頭を腕に乗せ見つめて 「 頼めないかな? 」 再度 頼み込んで来た 「 社長さん 平気なんですか? 私が他の人と・・・ 」 腕に乗せた顔で 目を合わせ聞く 「 自分が楽しんで 連れ合いが自分だけと言うのは   可笑しくないかな? 死んだ女房も 私の友人と   抱き合った事が 友人夫婦と夫婦交換もしたな 」
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