11章 奈々

6/16
前へ
/179ページ
次へ
翌日の、夜半、ビールのグラスに真紀がお酌をした時 酒井は、真紀の顔を見て、 「 週末、後藤を連れて来る 」 真紀が顔を上げ、目を合わせた時、 「 後藤と・・・・ 」 合わせた目が、大きく開かれ酒井が頷き 「 奴、年上の女性が、好きだと言ってた、   隣の部屋から、私は、覗いているから   金曜は、後藤と二人で・・・・    この次、連れて来た時は、私も一緒に   愛してあげるから 」 真紀は、顔を伏せ、暫くすると顔を上げ 淫靡な目で、酒井の顔を見て頷いた 金曜日 真紀は買い物した荷物を冷蔵庫に仕舞い、 後藤を迎える為、調理を始めた、 若い男性、一回り以上年の離れた男性・・・ 私を相手して呉れるのだろうか? 不安の方が、強く成って来る、 孝明さんは、夫と同じ年だから、お相手しても 不安は無かった、 それよりも、背徳が快感を高め 淫らな女に・・・ 体を合わせる喜びを 孝明さんに教えられた、 夜の下準備を終えて 寝室の洋服ダンスを開け、下着を変え、迷った末に 白にブルーの細い線が入った、膝までのワンピースを着て ストッキングは履かずに、夫の帰りを待った 8時を過ぎた頃、玄関のチャイムが鳴り、長身の若者が 夫の後ろに立ち、挨拶をしてくる、笑顔を出した積りが 顔が強張り、作り笑いで慌てて後ろを向き、リビングへ向かった 「 後藤 大志です 」 大柄な大志が真っ直ぐな姿勢で自己紹介をしてくる 真紀は見上げて、笑顔を出して 「 今日は、ゆっくりして行って下さい 」 見上げた大志の視線を避け、キッチンへ向かい テーブルにグラスを並べ、冷蔵庫からビールを取り出して、 用意した摘まみを、手早く並べて、夫の横で二人の話に 耳を傾けていた、夫が後藤にビールを差し出して受けている 大志が頷く姿を、何処か遠くの事の様に見て ビールからウィスキーに替わり 夫が、今日は少し疲れたからと、立ち上がって、 「 後藤君の相手を、頼むな 」 少し酔ったふりをして、寝室へ入ってしまい リビングで二人にされ、微妙な沈黙が流れて行く 真紀は沈黙に耐えられず、俯いた時、大志が後ろに座り 両の腕に、優しく手の平が覆って来た、大きな手が 腕を包み、真紀は緊張して、体をピクリと震わせ 大志の手に手を重ねた ・・・おくさん・・・・ 少し掠れた、低い声が耳元で聞こえ、片方の手が引かれ 真紀の体を半身にして、唇を、重ねて来る 逞しい胸を、腕に感じ、固い舌先が口の中へと送り込まれ 掻き回して来た、真紀の舌を追うように舌が蠢き、 3人目の男性、何処かで考え、大志の手から送られてくる 快感を受け続け、手を降ろしたまま舌を絡ませていた 乳房を大きな手が覆い、揉み解し鈍い快感が頭の中に 背中に当てた手がファスナーを下げ、ブラジャーのフォックが 外され、下着が胸から外れ、胸を覆っていた手が、柔らかな 乳房を強く、愛撫され、快感に、唇を噛みしめ、声を押さえていた はだけたワンピースがゆっくりと広げられ、肩から外され 下げられて行く、フォックを外された白い下着と一緒に お腹迄、下げられ手を引き抜き、上半身を裸にされて そっと、横たえられ、大志の体が覆いかぶさって来た 「 明かりを 」 首を振り、大志の体を押して哀願する、口をふさがれ 乳房を大きな手が直接愛撫してくる、鈍い快感を乳房は 頭の中へ、繰り返し繰り返し送り込み、緊張していた体から 力が抜け、大志の愛撫に身を委ね、膣が愛液を零し始め 下着が濡れ始めて来る、指先がデルタの縦の筋を、確かめる様 動き、強く膣の辺りを蠢き始め真紀は手を投げ出し、息を荒げた 大志が起き上がり、下着に手を掛け足元へと下げていく、 ワンピースを腹巻の様にお腹に残したまま、大志の唇が 乳首に吸い付き、手は乳房を揉み解すような愛撫を続け バギナに指先が降りて、少し硬く成った尖りの先に指先を当て バイブレーションを繰り返し、真紀の口から喘ぎが出た 明るいリビングの絨毯の上に、半裸の真紀は横にされ 服を着たままの後藤が覆いかぶさり、唇と手で真紀を 愛撫する姿を、酒井は扉の隙間から、覗いていた 後藤が起き上がり、シャツ、ズボンと脱ぎ捨て、 テントの張ったトランクスを脱ぎ捨て、 臍を向く猛った物が現れた、大きい、長い、酒井は、 後藤の股間の物を見つめ、あれが真紀の中に 鍛えた体がリビングに現れ、後藤は真紀の足を開き 覆い被さった、
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加