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「 混浴の 露天だって 行こうか? 」
晴夫は 恵美子を露天に誘った
浴衣の着替えた 恵美子が晴夫を見て 言葉を飲み込んだ
晴夫はタオルを抱え 立ち上がると
「 他の お客さまも・・・居るんでしょう? 」
少し 躊躇する
「 まだ 誰も来ていない見たいだから 早く行こう 」
今夜は・・・ 晴夫は恵美子の浴衣姿を淫靡な目で見て
強引に 部屋を出て 歩き始め 恵美子も付いて来る
言われた 受付の横に 矢印で 露天の案内を見て
暖簾をくぐろうとした時 後ろで賑やかな声が聞こえた
振り向くと 中年の夫婦が
二組 鞄を下げ 誠が出迎えていた
露天の入口に 男女の案内を見て
恵美子がほっとした表情で 女性の入口へ 入って行く
晴夫も男子の入口から入ると 6畳程の板敷に
壁の棚に 脱衣籠が置かれ
二つの籠に 洋服が入って居るのを見て
晴夫は 浴衣を空いた籠に入れ ドアを開け 露天風呂へ向かった
ドアを開けると 目の前に
雄大な山並みが 濃い緑を見せ
荒い石作りの露天に 頭が二つ
一人が振り返り 笑顔で
「 お先に 使わせて頂いてます 」
明るい声を掛けて来た
大きな肩幅の 直樹が
「 こいつ 拓哉と言って 農家なんです 」
ここの 料理の野菜は こいつが
作ったのを使っているんですよ
部屋へ案内して貰ったと
晴夫が話している時 女性用の扉が開き
恵美子がタオルで前を隠し出て来て
二人の姿を見て 晴夫の背に隠れる様に 体を寄せて来る
恵美子を見て 入ろうと 露天に向かうと
男達が背を向け 晴夫が露天に身を沈め
「 おおーー いい湯だ 」
呟きを聞き 恵美子は掛け湯をして
晴夫の横に 身を沈めて来た
透明な湯は 恵美子の股間の陰りを揺らめかせ
恵美子は 豊かな胸をタオルで覆い 隠しながら
足を伸ばして
「 本当ね 」
嬉しそうに言うと 晴夫の腕に 腕を絡めて来る
直樹が拓哉に そろそろと 声を掛け 立ち上がった
大柄な直樹の股間から力ない物が 下がって居る
子供の腕の様な物を 隠しもせず 脱衣所に向かい
拓哉も釣られて 露天から出て行った
恵美子は 直樹と拓哉の股間を見せられた時
慌てて顔を背け 二人の裸が 脱衣所に消えた時
深い溜息を吐きだした
夫が1か月 求めてこない体は 今夜と 期待が
恥かしい処に お湯ではない物を滲ませはじめ
直樹の股間を 見た時恥かしいほど
濡れて来たのを感じていた
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