おしながき

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おしながき

 カーネルの  お(ぐし)傷んだ  はるか夏    吉井ヨッシー 二〇二三年残暑のなか  こんにちは、初見の方ははじめまして、そうでない方はおひさしぶりです。  これを書いております現在、だいぶ秋めいてまいりました。  お元気ですか?  バンダースナッチのいち個体紳士、バンダース・ナッチ、愛称カーネル・バンダースですぞ、元気でした。  吉井殿もひーこら言いながら生きています。  さ、このたびは帰ってきましたわたくしの美味なる日々。  おやつもアリちょっと手をかけたごはんもアリ、それらつづる帖面です。  本来ならわたくしの活躍は『紳士譚』に書いてこそだったのでしょうが、吉井殿の妄想の流れがそちらにむかん、と。  いやはや気まぐれなおヒトだ。  そこも好きなのですがねェ、ほっほ。  と、申しますわけでまたわたくし食べて食べて食しまくり。  夏のお次は秋、食欲の秋ですぞ『ごはん帖面』を始めるにはうってつけではございませんか。  天高く昇りますが肥えはしますまい紳士として。  よく遊びよく噛んで、ともに召しませな、美味なる日々を。  お手々あわせまして。  では。  いただきます。    バンダース・ナッチ 二〇二三年異常気象を生きて
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