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初めていたす…いたされることは、苦しくて、息の仕方さえわからなくなった。
「大丈夫、嘉月?」
「苦しっ。死んじゃう。」
「やめる?」
「やですぅぅ。」
後口に、指を入れて、広げるように滑ってる。ローションがいっぱい塗ってあるからヌルヌルして指がすんなり入ってくるけど、なんでこれが気持ちいいのか、全くわからないし、苦しいし、涙が勝手に出てくるし。
「これって、……その?」
「うん?」
「気持ち良く、なるんですか?」
「それは、嘉月次第。きょうは、無理しなくても。」
「やです。」
「はは。嘉月って、強情ね。」
「違っ、俺は先輩と…。」
「……。んー。そう。」
指がもう1本入ってくるのがわかった。
「ぅあっぁあーっあーっ!」
「苦しそうだね。」
「やめ、ない、でえ。」
涙が止まらない。
「んー。無理じゃない?きょう。」
武尊先輩が、俺の涙を拭うように頬を舐めるから、なんか、ゾクゾクしてくる。
「無理じゃ、あり、ま、せ……ほんと、ほんと。」
でも、広げられるのは苦しくて足の指先までビリビリするような感覚が息を乱して。
「痛いのと気持ちいいのって、一緒っていう人いるけど、俺は違うと思うのね。」
「……うん?」
「嘉月は今、苦しいわけでしょ?気持ち良くなる方法教えよっか。」
「あえっ、…あるの?」
だったら、早く言ってよ。
「深呼吸してみ?活躍筋が勝手に緩くなるのよ。大きく吐いて。」
「は、…はぁーー。」
恐る恐る息を吐いたら、ケツが苦しくなくなってきた。
「どう?おれの指の感覚だと、少し緩んだけど。」
「俺もそう思う。そう思います。」
「いい子ね、嘉月。そのまま脱力して」
頭を撫で撫でされた。力が自然と抜ける。
「じゃあ、もっと奥まで。」
指が奥にきた。変な感じ。違和感。
「…ん、ふー、うー、」
「苦しい?」
首を横に振った。
「柔らかいね。熱いよ。…ここ、久しぶりに触ったな。」
「え?」
久しぶりって??
「嘉月、ちょっと心の準備しといて。」
「え!?」
「気持ち良くなるからね。」
「なになに?」
不安で瞳を揺らした。武尊先輩は、優しく微笑んでまた頭を撫で撫でしてくる。
「心配しないで」
武尊先輩が、お腹側を中から押した。
「ァアアッヒァアアアア!!」
全身に快感が走って体がビクッて跳ねて、なんか出したような感覚を下半身に感じた。
「声、高。かわいいね。」
な、何コレ!!???
「気持ち良くなった?」
先輩がニコニコしながらキスしてきた。
「思った以上に良かったのかな。」
「え?」
「精液出てる。嘉月。」
「いつ!?」
「押した瞬間かな。」
思い出すと、確かにそうだった。
「……あ。」
「気づかなかったの。」
「うん。」
中で指が動いてる。
「もっかい試す?」
って言いながら、さっきの場所を強く押した。
「っああっ!!」
体がビクンって跳ねて、萎えた陰茎に血液が回るのを感じた。
「あ、うん。入れ時かも。」
「へ?あの?」
「ん?ちょっとうつ伏せになって、俺の方見ないでいてごらん。」
武尊先輩が俺をうつ伏せにした。
どういうこと?なんかゴソゴソ音するし、袋破く音するし、ヌチヌチ音するけど。コンドームしてる?てことは、先輩のセンパイが、俺に入るってこと?
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