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「次は買い物か。
ニンジンと、ちくわと・・」
買うものが書かれたメモを確認しながら、僕は横断歩道を渡っていた。
僕は気がつかなかったんだ。
いや、気がつけなかった。
ドガッ
「おい!ニコラオ神父が轢かれたぞ!」
その声を聞いても一瞬、何が起きたかわからなかった。
僕は空を飛び、地面に叩きつけられた。
車は、僕を轢いて止まらず走り去った。
「救急車!」
全身が痛い。
寒い。
意識が遠退いていく。
ああ、僕は死ぬのか。
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