1人が本棚に入れています
本棚に追加
尿検査は専門検査にまわされ、「効く薬が比較的少ないタイプの菌です」と検査報告書を渡されて、担当医から説明を受けた。
先生の処方の薬をきちんと毎日飲み、不快な症状は軽減したはずなのが・・
事件は、薬を飲み終えた翌日に起きた。
お股の中央が・・
ずんずんの不快感、圧迫感、熱感がひどいのだ。
立っても、座っても、横になっても不快感がひどく、何も手につかない。
痛い感覚ではなく、強く圧迫されている感じで、熱感を伴っている。
「あーー、まずいな、今日は土曜日なんだよな。クリニックはやっていない・・」
不快感が勝って、何かやろうとか、行動する気持ちにならない。
ずっと横になったまま、お股に心が行ってしまうだけで、スマホを眺めて時間をつぶす。
8月の気温も高いが、お股の熱感もひどい。
冷凍庫から小さな保冷材を取り出し、ペーパーでくるんでお股にはさんだ。
炎症のような熱感がひどかったからだ。
しかし、動くとすぐにずれてしまう。
そうだ!ピンポーン!!
「冷却シートを貼ればいい」
パンツのクロッチ部分に冷却シートを貼った。
違和感がなく、動いてもずれない。いい感じになった。
それでも、ズンズンの不快感は、重層低音のように響いて来る。
最初のコメントを投稿しよう!