代数学概論

導入

こんにちは。今日から代数学についてのお話をさせていただきます。代数学(algebra)は、数学の一分野であり、『数』とは何かを研究するものです。まぁ、『数』について考えるというだけあって、数学においては最も大事な部分に当たります。なんてったって、数学というのは数について考え、研究するのですから。

そもそもalgebraという語は、アラビア語のالجبر (バラバラの物の再結合)から来ています。つまり、色々なバラバラの数1,2,3,...を総括して厳密な法則や思考を巡らそうとするものであることからこの語は来ています。

さて、代数学にもさらに細分化する基準があります。『初等代数学』と『抽象代数学』です。次回からは初等代数学について扱います。これは小学校から高校にかけて扱う内容で、親しみやすい内容からピンと来づらい内容もあるのでゆっくり説明していきたいと思います。