2つの世界

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僕はベットに座り、 瞑想を始めた。 なんだか体が軽くなり、 だんだん幽体離脱していく 感覚に襲われて怖くて中断した。 翌朝、起きてカーテンを開けると、 飛行機雲が綺麗に見えた。 さて仕事に行こうとすると、 「おはよー。久しぶりだね。たけし。」 と、頭の中に語りかけてきた。この声は元カノのルミに違いない。僕は何が起きたか混乱した。 「無視しないでよー、こちらの世界へようこそ。頭の中でわたしのことを思いながら話してみて。」 「えっ!幻聴じゃないよね?」 「違うわよー。わからないと思うけど、 世界は2つあるの。1つ目は口と耳を使う会話。 2つ目は簡単に言えば自分の脳と相手の脳が、 通信してるっていえばいいかな。」 「たしかに幻聴じゃないよね?って 思ったらルミが返事した。」 「たけし、仕事早く行かないとー。」 「なんで俺の状況がわかるの?」 「それは後々話すから。」 僕は慌てて身支度をした。
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