追われる悪夢

いつも

ある日、いつも通り、自分のベッドから起きた。

私は女子高生で実家暮らし。

お腹空いたし、何か食べようと階段を降り、リビングへ行くと母がいて、キッチンから声をかけられた。

「今日は歯医者に行くよ」

と言われ、また私の予定も聞かず、勝手に予約を取ったんだな、と思いながららご飯を食べる時間もなく準備をして、小学生の弟も連れ、母の車で歯医者に向かった。

だけどそこは、いつもと違う場所だった。

私は母に聞くと、

「ここどこ？」

「新しいお医者さんだって」

と言い、母について行くと、口にはしないけど、結構ボロボロのアパートに入り、エレベーターに乗った。

エレベーターは修理したばかりなのか、結構綺麗だった。

でも何か、新しい匂い、ペンキの匂いは全くしなく、何か、鉄のにおい、生臭い匂いがする。

なんでだろう？

と考えていると、エレベーターが開いた。