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あそこ
「おはよう。きりも。」
「おはよう。シロノコ。」とあいさつを交わす。まだここは、小規模な殺し屋だ。まだ二人しかいない。前まできりも達は違う殺し屋にいたが、あることで意気投合し新しい殺し屋をつくることにしたのだ。でも
「どうやったらもっと人数集まるのかな。」わたし、きりもは言った。
情報屋のシロノコが言った。「だったらあそこ行けばいいんじゃないの。」
あそこは、金もない貧乏な子たちが住んでいるところだ。家はきたなく、犯罪も起きやすいところだ。
「だって、きりも、もそこで助けられてるでしょ。あそこはまだ眠れる原石がいっぱいあるからそこいっってみな。」
「えー。こわいよ。シロノコも一緒に行こうよ。そしたら行くっ!」
「はいはい。じゃあ一緒にいきます。」
私のワガママで一緒にシロノコもいくことになった。
あそこにいくと道は薄暗く、泣き声も聞こえた。
「着いたよ。きりも。」
「ここか、久しぶりにきた。ここにくるとあの頃の思い出がよみがえってくる。」
私は頭の中のメモリーをずっと見ていた。
道を歩いて探しにいった。ここには綺麗じゃないけど、昔に整備された公園がある。私達はそこを見に行くことにした。
いく道には、そのまま寝転んでいる子や、缶などおちていた。
「きたないね。もう帰りたい!」
「なに言ってるの。シロノコ。あなたも同じ様な場所で子供のころ生きてたでしょ。今は自分達みたいな人を探すんでしょ。」
私は、シロノコに注意した。しばらくすると騒がしい声が聞こえてきた。
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