19人が本棚に入れています
本棚に追加
夜になると、一斉に街から放たれる強烈な光、
煌びやかな無数のネオン光の柱が地上から
夜空に向かって一直線にたち上がる。
僕が彼女を見つけたのは、ほんの偶然だった。
無数に放たれるネオンの光、
その強烈な光を放つ場所から少し離れた
暗闇に、ポツンと見える光……。
アスファルトに囲まれた公園で、
街灯に照らされながら舞い踊る一人の女性……
そう、それが『彼女』だった。
まるで、夜空に輝く星々のように、
君の横顔は輝いていた。
その日から、僕は彼女を見るのが毎日
楽しみで仕方なかった。
そう……
これが『恋』というものだと僕は知った。
最初のコメントを投稿しよう!