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「あれ? ライト?」と辺りを見渡すtsuki、
静寂の中の公園に一人立つ彼女。
すると、彼女の足元から彼女の影が
アスファルトにゆっくりと伸びて行くのが
わかった。
tsukiが夜空を見上げると、今し方まで雲に
隠れていた『まあるい月』が顔を出し、
眩いくらいの光がまるで、tsukiに向かって
放たれたかのように彼女を照らした。
おでこの前に手を翳し、月を見上げる彼女。
「ライト、眩しいよ……」と呟き、
クスッと笑うと、ペットボトルをベンチに
置き踊りだした。
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