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序章 今夜もきみと
イケメン店主の店で美味しい肴とお酒とおしゃべりを……。
小さなお店。
明るい暖かな空間。
5人が座れるカウンターとふたりがやっとの立ち呑みテーブルがふたつ。
……ウッドデッキのテラス席もありますが。
小さなバルで、私は癒やしの時間を過ごします。
もの静かで素敵なイケメン店主と常連客の一人と仲良くなりました。
〜「今夜もきみとあなたと極上ほっこり飯」〜
このお話の主人公の久住なるみは、恋愛ベタな女の子。
両親は相次いで病気で亡くなってしまい高卒で働きはじめ、二十歳になりました。
男運のないなるみは、彼氏と長続きしません。
今回は初めての社内恋愛で、二股されて捨てられてしまいました。
気丈に振る舞い、仕事をますます頑張りますが……。
なるみは、ふと、寂しさにかられて海沿いを散歩したら、ひっそりと佇む扉にかかるランプの灯りの綺麗なお店をみつけました。
そこには素敵な店主がいる居心地のいいお店でした。
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