アナザー・イリュージョンワールド

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翌日の朝、僕は誰かに体を揺さぶられて目を覚ました。 「お兄ちゃん、お兄ちゃん、朝だよ」 「主殿、夜があけたでござるよ」 「グッドモーニング、マスター」 僕が目を覚ますとそこには巫女服を着たケモ耳娘がいる。早苗さんに似たかわいい顔で僕を見ている。 その横に頭に角を生やしたグラマーな美人がいた。 逆方向にはなんと生首を手に持つ女性がいる。その生首は絶世の美人だったけどめちゃくちゃ気味悪い。 僕は彼女らを知っている。 妖狐の村雨丸に鬼の烈火姫、デュラハンのダークだ。 「ど、どうして……」 僕は驚きのあまり、これしか言えない。 「だってお兄ちゃんが神様にお願いしたんだよ、これからこっちでもよろしくね」 村雨丸は目を細めて、にこりと笑う。 「よろしくな、主殿」 烈火姫が僕に抱きつく。 「マスター、私もよろしく頼む」 デュラハンのダークは持っている生首を僕に近づけ、キスをする。 「あっずるい!!」 村雨丸も僕の頬にブチュッとキスをした。 「なんとこれが現世の挨拶か。わらわも負けられぬ!!」 烈火姫もキスをした。 ソシャゲがサービス終了したのは悲しいけど、なんだかそれ以上に楽しくなりそうだ。
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