4人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日の朝、僕は誰かに体を揺さぶられて目を覚ました。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、朝だよ」
「主殿、夜があけたでござるよ」
「グッドモーニング、マスター」
僕が目を覚ますとそこには巫女服を着たケモ耳娘がいる。早苗さんに似たかわいい顔で僕を見ている。
その横に頭に角を生やしたグラマーな美人がいた。
逆方向にはなんと生首を手に持つ女性がいる。その生首は絶世の美人だったけどめちゃくちゃ気味悪い。
僕は彼女らを知っている。
妖狐の村雨丸に鬼の烈火姫、デュラハンのダークだ。
「ど、どうして……」
僕は驚きのあまり、これしか言えない。
「だってお兄ちゃんが神様にお願いしたんだよ、これからこっちでもよろしくね」
村雨丸は目を細めて、にこりと笑う。
「よろしくな、主殿」
烈火姫が僕に抱きつく。
「マスター、私もよろしく頼む」
デュラハンのダークは持っている生首を僕に近づけ、キスをする。
「あっずるい!!」
村雨丸も僕の頬にブチュッとキスをした。
「なんとこれが現世の挨拶か。わらわも負けられぬ!!」
烈火姫もキスをした。
ソシャゲがサービス終了したのは悲しいけど、なんだかそれ以上に楽しくなりそうだ。
最初のコメントを投稿しよう!