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予知夢をみる
梓は拾い部屋の大きなバッドで1人眠っていた。
白いパジャマ姿の梓は額に汗を浮かべて何度も寝返りをうつ。
時折眉間にシワを寄せてうめき声を漏らすが、なかなか夢から覚めることができない。
梓は逃れることのできない夢の世界から逃げだそうとするかのように、手を伸ばしてシーツを強く掴む。
梓に乱暴に掴まれたシーツがクシャッとシワになって、同時に梓の目が開いた。
ハッと一旦大きく息を吸い込み、目はうつろに部屋の中を見回した。
そしてここが自分の部屋であることを確認すると、ハーッと大きく息を吐き出す。
額から流れる汗を手の甲でぬぐい、未だにバクバクと高鳴っている心臓を服の上からふれる。
少し呼吸が落ち着いてきたタイミングで、梓は枕元にある内線電話を店したのだった。
☆☆☆
「海斗! いつまで寝てるの!?」
そんな声が聞こえてきて海斗は慌てて飛び起きた。
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