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「キミはこれからどうしたいの?」
スンッと息を吸う音がして、涙声で彼は話した。
「おばあちゃんに謝りたい。今までの事……ワガママ言って……ひどい態度とって、ごめんなさいって」
「うん、そうだね。素直に謝るのがいいよ。ボクもね、自分でごはんを用意するようになった時、こんなに大変な思いをしてママは食べ物を持ってきてくれていたのかって驚いたんだ」
ボクがもっと赤ちゃんだった頃、当たり前のように毎日ママから出されたごはんを食べていた。
自分で狩りをするようになってからは、なかなか上手くいかなくて苦労したんだ。
ママはいつも笑顔で自分の分でさえ、ボクに分け与えてくれてた……。
「……天使様にもママがいらっしゃるんですね」
少年はポツリと不思議そうに呟いた。
「えっ!? そ、そりゃいるよ! 天使にだってママはいるんだよ……」
本物の天使の家族構成はよく分からないけど、ボクは慌てて誤魔化した。
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