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翌朝
天野「おはようございます。」
保健室に入ると、
平瀬「おはようございます天野さん。」
平瀬がいた。
天野「朝早いな。」
平瀬「家にいる理由もないですから。」
これは勝手な憶測だが、天野さんと呼ばれているということは、
彼女の中では俺は認められていないということなのだろう。
平瀬「それで、なにかわかったんですか?」
天野「あぁ。監視カメラを確認したら、畑野先生のポストに
何かを入れている奴が映ってた。
顔は見えなかったが、身長は170~180センチ。
性別は男である可能性が高いらしい。」
平瀬「なるほど。それなら生徒でも教師でも
当てはまってしまいますね。」
天野「なんか特徴があるとは思えないしな。」
平瀬「もうあと4日ですよ?どうするんですか?」
天野「う~ん。とりあえず平瀬が目を付けた奴らに
それとなく話を聞いてみるしかないよな。」
多分遠回りになるだろうが、
平瀬「もうそれしかないですよね。」
天野「あぁ。それじゃ、俺は行くよ」
平瀬「はいまた。」
平瀬に背を向け、俺は保健室を出た。
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