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夜
西垣「はぁ。」
現在19時。夜の見回りの終了時間だ。
僕は今日の当番だが、この仕事はかなり嫌いだ。
給料は出ないし、生徒に恨みかうし。
たしかこっちが近道だったっけ。
僕は裏路地に入る。
が、
「おい、早く出せよ。」
えぇ……
「ごめん。持ってきてない……」
「は?どういうこと?」
西垣「ちょっと、カツアゲなんてやめなさい!」
「は?あんただれ?」
西垣「教師だよ。帝都高の。」
「他校の教師か、なら、殴ってもおっけだよな!」
西垣「どういう理屈⁉」
「おら!」
僕の頬に拳が飛んでくる。
グシャっという音と、強烈なめまいがする。
強すぎだろ。
西垣「だれか……」
??「おい!お前ら何してんだ?」
へ?天野先生?なんで……
「あ?お前誰だよ。」
??「人は殴る、言葉使いは絶望。
どうやってその高校入ったんだ?」
「は?そんなことどうでもいいだろっ!!」
??「いってぇ~」
「はははは!よっええ!」
??「お前らが今やったことわかるか?」
「はぁ?なんだよ?」
??「恐喝、暴行、傷害。それに公務執行妨害もプラスだ。」
「へっ?だからなんだよ」
??「お前らを逮捕しなきゃいけないってこと。
警察だ!お前らおとなしくしろ!」
え?警察?
「……ふざけんなぁ!!」
少年グループは拳を繰り出すが、
天野先生?はそれをかわし、膝を入れる。
つよい……
だが、そこで僕の意識は途絶えた。
第1話 異色の【buddy】 end
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