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天野「なるほどな。授業中は何してるかと思ったら、
そんなことしてたのか。」
俺は授業が終わり、保健室に来ていた。
平瀬「これ、どう思います?天野さん」
天野「え?」
平瀬「あんたそれが本業でしょ?
なに普通に先生してるんですか。」
天野「あぁ、そうか。
でも、現状ではなんともだな。
一番可能性があるのは生徒のいたずら。」
平瀬「でも、畑野先生は校内でも屈指の人気教師ですよ。
そんな人を狙うなんて、ありえないじゃないですか。
私は、大人の仕業だと思いますね。
仮にこれが答えなら、これはいたずらじゃない可能性も
大いにあります。」
天野「でも、会社の人間がわざわざ娘を狙うか?
道徳受けてた人間なら、社長が悪いことはわかる。」
平瀬「はい。私も、会社の人間の線は捨てました。
では、彼女の周りに残った大人は?」
天野「”教師”か。教師間の恨みがあるってことか。」
平瀬「何か、そんな様子はないですか?」
天野「どうだろうな」
なにせ、まだこの学校に来て1か月ほどしかたっていない。
詳細な人間関係など、把握できていない。
平瀬「まぁ、聞き込みは私がやります。
天野さんは怪しまれちゃダメでしょ?」
天野「分かった。俺は畑野先生のマンションに行ってくる。」
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