第2話予告された【murder】

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天野「ここか、ベータスティル。いいところすんでるな。」 俺は、畑野先生の住所まで来ていた。 この高いマンションの最上階か。 多分、セキュリティはしっかりしているし、 最上階なら窓からの侵入は難しい。 やられるとしたら外。又は、中に親しい人間を上げた時だろう。 外でやるより工作がしやすく、人目に付きにくい中の方が 楽だとは思う。デメリットは、犯人が絞られてしまうこと。 おのずと、犯人は知り合いに限定される。 だが、家以外ならどこで殺害される? 学校は基本的に誰かしら人間がいるし、 ここは中国地方の都会、広島だ。 しかも、5日後は日曜日。町が活気づく曜日だ。 そこで誰にも見られず犯行、隠滅をするのは至難の業だろう。 ひとまず、誰が予告を出したのか、突き止めなければならない。 監視カメラを見れればいいのだが、管理人が見つからない。 面倒くさいが、管理人に電話をかけることにした。
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