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ガラッ
教室は、想像以上に荒れていた。
??「うわぁぁぁ!!」
組み合う、椅子が投げられる。その繰り返し。
二人とも、かなり激高しているようだ。
天野「おい!お前らやめろ!」
生徒は聞く耳を持たない。
俺は早田に飛びつき、腹に膝を入れて寝かせる。
早田「ぐぁ!!」
飛んできた椅子を回し蹴りで防ぎ、長田に平手打ちをお見舞いする。
長田「痛ッ!!」
天野「ふぅ」
二人は落ち着いたようだ。
長田は無事だったが、早田は少しやりすぎてしまったようだ。
ガラッ、と教室のドアが開く。
西垣「天野先生!」
そこには平瀬と、担任の西垣先生が立っていた。
天野「あぁ、西垣先生。今から、この二人を保健室に運びますから、
先生は長田をお願いします。」
西垣「あ、あ、はい……」
俺はポケットからスマホを取りだし、電話をかける。
天野「もしもし八幡先生。天野です。」
八幡「あぁ、さっきぶりですね。どうでしたか?」
天野「今から生徒を二人、保健室に連れていきます。」
八幡「わかりました。」
天野「詳しくは後で、ベッドと、氷の準備をお願いします。」
八幡「はい。」
天野「それじゃあ、行きましょう。西垣先生。」
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