先行投稿 第1話異色の【buddy】

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??「武!!」 えぇ?せっかく終わったと思ったのに。 平瀬「あの人は?」 西垣「確か、長田のお母さんかな。」 母「どこか怪我していない⁉」 長田「あぁ大丈」 母「大丈夫じゃないでしょう⁉誰に叩かれたの?その頬。」 平瀬「新任教員の彼ですね」 天野「えぇ⁉」 絶対めんどくさそうじゃん。 母「ちょっとあなた!なんでうちの子を叩いたんですか⁉」 天野「それは、長田君が自我を失って暴れていたからです。」 母「子供を叩くことないでしょ⁉かわいそうじゃないですか」 天野「いいや、ああいうのはダメージを与えて我に帰さないと    無理なんです。」 母「わかりました。   反省しないのであれば、教育委員会に通報します。」 天野「はぁ……」 母「されたくなければ、うちの子に謝ッ!」 天野「あのですね!長田君は、確かに正しいことをした。    でも、悪いこともしている。    暴行、器物損壊。長田君がやったことは、    立派な犯罪行為なんです!」 母「はぁ?」 天野「貴女のことを常識的には、モンスターと言うんです。    少しは自分の子供の犯したことを認めなさい!!」 母「ぐッ……もういいです!いくわよ、武!」 西垣「す、すごいですね天野先生。    新任なのにあの人を退けちゃうなんて。」 天野「まぁ、これで事件解決ですかね。」 平瀬「そういえば、二人は小中仲良かったらしいですね。    でも高校に入っては、全く話さなくなったらしいです。」 天野「そうか。まぁ、いいきっかけなんじゃないか?」 平瀬「きっかけ?」 天野「どれだけ仲が良くても、いつか疎遠になる人が多い。    でもあるきっかけがあれば、もとより仲は深まる。    そのきっかけが、衝突であることは、珍しくない。」 平瀬「そう、なんですね。」 キーンコーンカーンコーン 平瀬「あ、気が付けばもう給食ですね。」 天野「……菜乃、給食はどうしてるんだ?」 平瀬「勿論、八幡先生と保健室で食べてます。」 天野「じゃあ、俺もそこで食べようかな。」 平瀬「なんでですか?」 天野「いいだろ?俺達、相棒なんだから。」  
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