優等生の愛情

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「りーちゃん。大好きだよ。」 「わたしもだよ」 彼女は少しずつわたしに侵食されていった。 「りーちゃん、私ってなんのために生きてるのかな?」 そんなことをつぶやくようになった。 「りーちゃん、ずっと一緒にいて」 その言葉が嬉しかった。 「りーちゃん行かないで」 「りーちゃん消えないで」 「りーちゃん待って」 「りーちゃん」 「りーちゃん」 「りーちゃん」 「りーちゃん」 「りーちゃん」 愛して ねえ、一番になれた? 「りーちゃん大好きだよ」 あなたのその縋る姿を満足気に愛おしく見つめた。
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