2人が本棚に入れています
本棚に追加
「うぅん」
「おはよう。あやちゃん。」
「おはよう。りーちゃん。」
「かわいい寝癖がついてるよ」
「あれ?」
ぴょんぴょんと跳ねた髪を整えてあげる。
ああ、幸せ。
彼女がわたしを許して触らせてくれる。
友達関係の時は手を触っただけで怖がってたのに。
「大好きだよ」
「…」
今はそれでいい。
答えられなくていい。
あなたの優しさを100%利用して、わたしがあなたの一番になるから。
わたしを求めてわたしに泣きじゃくるあなたを想像する。
「りーちゃん?」
わたしは手を引っ込めて、「朝ごはんにしようか」と言った。
ねえ、あなたの心の優しさにつけ込んで、たっぷりと愛を熟成させてあげるから。
怖がらないで。
私を
愛して
最初のコメントを投稿しよう!