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【おはよう、こんにちは、おやすみ。】(おはV・こんV・おやV用短編)
【おはよう、こんにちは、おやすみ。】(おはV・こんV・おやV用短編)
「おはよう。まだ眠いの?…今朝は、君の好きなトマトとチーズのリゾットにしてみたよ。カロリーも控えめのオートミール使ってるし、あたたかいうちに食べてほしいな?飲み物は甘めのカフェラテで、コブサラダとデザートには豆乳プリン。どれも自信作だから……うん?まだ起きれないの?……仕方ないなぁ。じゃあ…そうだな。『王子様らしい方法』で、起こしてみてもいいんだけど…?…どうする?愛しい眠り姫のキミ?」
「こんにちは。『この時間に会うのって珍しいね』って?そういわれると、そうかもしれないね。…で、お昼ご飯はもう済ませたの?……通りの向こうにできた新しいおむすびの専門店、キミと行こうと思ってたんだけど。……そう、だったら、仕事終わりに軽く飲みにいかないか?…アペリティーボ、だっけ?…いつものバールで待ち合わせよう。…よかった。じゃあ後で……(キミを独占できるなら、どんな口実でもいいんだよね、結局…)(ボソッと)」
「さてと。そろそろおやすみなさいの時間だね?…温かいシナモンミルクでも飲みながらトランプでもする?それともなにか本でも読んであげようか?……『やけに子ども扱いね』って、そうでもないよ?ちゃんとキミという『お姫さま』を大切に扱いたくてね……ほら、ベッドに入ってしまったら…『王子様』の仮面も、ちゃんとかぶれなくなるから。……悪いオオカミに変身しないように、今夜は、……?……ふうん?なるほど?……意外とキミも…悪いコだったんだね……」
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