最終話 好きな人

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私は居酒屋に到着した。 そして店の中に入った。 店の中を見渡して春くんが来てないか 確認した。 でも、春くんの姿はどこにもなかった。 「お客さん、今日はすまないが0時までなん  だ…  もう、ラストオーダーの時間なんだけど  どうします?」 「あっ…。そうですか…。  ちょっと人と待ち合わせしてて… 生ビール…一杯だけいただけますか?」 私は0時まで粘ろうと思った。 来てくれるかもしれないと、どこかで 期待していたからだ。 でも、春くんは現れなかった…。 私は諦めて居酒屋を出た。 「毎度、ありがとうございました。」 私は途方にくれていた。  
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