最終話 好きな人

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私はコンビニを出て、帰ろうとした。 でも、春くんがいるんじゃないかと思って、 居酒屋の前を通る事にした。 すると、居酒屋の前でウロウロしている 怪しい影があった。 私はその影を見て、春くんだと思った。 でも、そこにいたのは酔っ払いのおじさん  だった。 私は知らなにフリをしてその前を通った。 するとそのおじさんが突然絡んできた。 「おっ、可愛いお姉さんだねぇ!  おじさんと一緒にお酒飲まないかい?」 「いいえ、結構です。」 私は怖くなって、逃げようとした。 でも、そのおじさんは腕を掴んできた。 「なぁ、いいじゃないか?  少しぐらい遊んでくれよー。」 私は悲鳴をあげた。 「きゃあーーーーー!やめて、離して!」 その時だった。 誰かが走って来て、助けてくれた。 「おい!何してるんだ!やめろ!」 その声の主はおじさんを投げ飛ばした。 「それ以上この人に手を出してみろ!  俺が、許さないからな!」 「何だよ…。痛いなぁ…。  お前誰だよ…。俺はこのお姉さんと  遊ぼうと思っただけだよ…  つまんねーな!」 「警察に来てもらったからな!  逃げるなよ!」 すると、すぐに警察が駆けつけてくれた。 おじさんはあっさり捕まって行った。
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