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警察に状況を説明して、私は疲れていた。
怖い想いをしたせいで、私はその場に座り
こんでいた。
「要さん…。大丈夫ですか?
怪我はしていませんか?
僕がおんぶしますね。」
私を助けてくれたのは春くんだった。
私は凄く嬉しかった。
来てくれると思っていなかったからだ。
私は春くんに抱きついた。
「怖かったよ…。春くん…。
私…。とっても怖かった……………。」
私は子供の様に泣いた。
泣いて春くんに甘えた。
春くんは優しく私の頭を撫でてくれた。
私は春くんの優しさに包まれて幸せだった。
「要さん?歩けますか?
僕の家に来て下さい。
すぐ近くだから。」
「うん…。」
私は春くんの腕を掴んで、ピッタリと
くっついて歩いた。
少しでも離れないように強く掴んだ。
春くんが住んでる所は小さなアパートだった。
芸能人が住んでいるとは思えない程の普通の
小さいアパートだった。
「えっ?春くんの家ここなの?
スーパーの近くに住んでたんだね…。」
「あっ、はい。そうなんです。
実は…要さんと少しでも長く会いたくて、
ここに引っ越して来たんです。
ここならすぐに会いに行けると思った
んですよね…。
俺…キモいですね…。」
「そんな事ない!
春くんはキモくなんかない!」
「あっ、ありがとうございます…。」
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