23人が本棚に入れています
本棚に追加
私達は一緒に同じソファに座った。
「春くん…。
私の記憶喪失のせいで、ずっと嫌な
想いさせて、ごめんなさい。
春くんが告白してくれた事、今更だけど、
凄く、嬉しかった…。
あの日、春くんに告白してもらって、
凄く、驚き過ぎちゃって…
気づいたら病院で寝てて、本当に…
何が起きてるのか、分からなくてなって
私が、忘れている間、辛い想いさせたと
思ってます。本当にごめんなさい…。
今更、何言っても無駄だけど、
もう…これからは絶対に嫌な想いさせない、
私は、あなたの事が好きです。
私なんかで、良かったら…えっと…
付き合って下さい。」
春くんは真剣に私の話を聞いてくれた。
そして、笑顔で頷いてくれた。
「要さん…。嬉しいです。
俺…。俺は全く、嫌な想いなんてして
ないです。むしろ、要さんの方が
辛かったですよね…。
俺、あの日勢いで、告白したから、
驚かせてしまって…本当にごめんなさい。
でも、あの気持ちに嘘はなくて、
本気で、要さんの事が好きなんです。
それだけは信じて欲しいです。
俺の方こそ、こんな俺で良かったら、
付き合って下さい!
よろしくお願いします。」
私達は二人で見つめ合い、笑い合った。
そして、愛を確かめ合うように、
抱き合い、キスをした。
最初のコメントを投稿しよう!