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「あの、実はこのお弁当私がお昼に買った物なんですよね…。食べる時間がなくて冷蔵庫で冷やしてたんですよ。こんなので良ければ差し上げます。」
店員さんは恥ずかしそうに話していた。
「えっ?いいんですか?
申し訳ないです…お姉さんのお弁当なのに…
本当にいいんですか?」
僕はただただ驚いていた。
「いつも、唐揚げ弁当買いに来てくれてますよね?いつものお礼です。それなら受け取ってもらえますか?」
僕は更に驚いた。
確かに毎日通っていたけど、覚えてもらえていたなんて驚くばかりだった。
「あっ、ありがとうございます。
わざわざ僕なんかのために嬉しいです。
じゃあ、買います。
ただで貰う訳にはいかないし!
いくらですか?」
店員さんは笑って答えた。
「本当にお金はいりませんよ!
大丈夫です。差し上げます!
その代わりまた、買い物に来て下さいね。」
そう言って優しくお弁当を手渡してくれた。
僕はその店員さんの優しさに感激した。
「ありがとうございます。
このご恩は一生忘れません。
また来ますね!
本当にありがとうございました。」
僕は店員さんに挨拶をして店を出た。
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