最終話 好きな人

8/24
前へ
/110ページ
次へ
「もしもし…。  こんな時間にごめんね…。 ちょっと話したい事があるの…。  今から会えないかな?」 「千秋ちゃん?  突然どうした?  俺はかまわないけど… じゃあ、目黒駅で待ち合わせでもいいかな?  家、目黒駅の近くなんだ。」 「わかった…。  じゃあ、後ほど。」 私はたけるくんと会う約束をした。 夜の九時を過ぎた頃だった。 たけるくんは目黒駅で待っていてくれた。 「こんな時間に呼び出してごめんね…。  どうしても話したい事があって…。  私…。」 「あっ…。とりあえず…。 あそこのカフェでも入ろうか?」 話を遮られた気がした。 たけるくんは何かを察していたんだと思う。 「わかった…。  じゃあ…行こうか…。」 私達はカフェに入った。  
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加