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次の日の朝。10時頃。かすみが目を覚ますと蛍がじっとかすみを見つめていた。
「何?じっと見られると恥ずかしいんだけど。」
「晴の寝顔ずっと見てたかったから。」
「その名前、久しぶりに呼ばれた。」
「今日からは晴でいいでしょ?」
かすみの本名は、山崎晴という。
「ホタくん、大好き。」
「僕も。」
「なんか珍しいね。ホタくんが俺のこと大好きなんて言うの。」
「好きって廓にいたとき、言ってたよ。」
「あ、そういうこともあったかも。今日からは毎日言って?」
「それはイヤだな。」
「意地悪。」
蛍は、意地悪と言われたのに逆に笑った。
そして、いきなり晴にキスをした。
「?」
晴はキスされながら頭が回らなかった。
深いキスで、晴はとろかせられていった。
「朝からキス?」
「もっと先のことしていい?」
「寝起きでエッチするの?」
「イヤ?」
晴は恥ずかしくて、蛍に背を向けた。が、後ろから抱き締められて、首すじにキスマークをつけられた。
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