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「修くん、オレの触って…?前みたいに…」
ベッドに向かい合うように座り、七海のジャージを下着ごと足首まで下ろすと、修作は言われるまま七海のものをゆっくりと扱いていく。修作に触れられるのは空き教室で拒否されて以来で、久しぶりのその感覚に七海の身体はすぐに反応した。あの頃は事務的に行われていたこの行為も今は全く違うものに感じて、修作の手が上下するたびに身体が熱を帯びていくのが七海自身にも否応なくわかる。興奮してぷっくりと勃った胸の突起はTシャツの上からでもすぐに分かり、修作が軽く触れただけで七海の唇からは甘い声が漏れた。
「あ…っ、ん…」
「俺知ってるよ、お前がココ弱いこと」
修作はそう言って、今度はTシャツの中に手を入れて直にそこに触れる。上も下も刺激され、波のように襲ってくる快感に飲み込まれた七海は、目をぎゅっと瞑ると身体を小さく震わせて射精した。
「ちょっと待って…準備、するから…」
ハァ…っと肩で息をして必死に呼吸を整えると、七海はおもむろに自分の指を咥える。二本の指を唾液で十分潤わせると、その指を先程出したもので滑りのよくなった自分の秘部に押し当ててゆっくりと解していき、時折呼吸に混じって漏れる声が、見ている修作の欲望を煽った。
「一ノ瀬…」
「っ…修く、ん……あっ…」
「俺がしてやる」
そう言うと修作は、七海の指と重ねるようにしてその中へゆっくりと指を挿れていく。狭い入り口を太めの指に押し開かれて七海は少し顔を歪めたが、二人の指が動くたびにクチュクチュと厭らしい音をたて、内側からの強い刺激に七海はたまらず甘い喘ぎを漏らした。
「っ…も、だいじょーぶ。入れて……修くんの」
十分解れたところで自分の中から指を抜き取り七海がそう懇願すると、修作は七海に覆いかぶさるようにしてベッドに倒れ込んだ。
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