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「銃くらいは持っておけよ」
鉄パイプを俺は....片手でいなした。男の持っていたパイプは地面に撃ち落とされてしまう。
俺は、あの組織の中でもtop2だぞ?それを接近戦で勝てると思ったか?
「ぐふっ」
俺は、バックステップを多用していきながら、コイツラのお腹を蹴飛ばす。結果、残ったのは俺だけだった。
「来世に犯罪組織を作るんだったら、あと5丁の銃くらいは持っておけよ」
まだ動きが遅すぎる。武器があれば最強と思っていてはいけないぞ。
ともかく、サツのもとに行くか。
「お前も気をつけろよ」
「あ、ありがとう」
女性の声がする。てか、泣いちゃっているな。
ほんとに、かよわい女性は見回りに行かせるなって......
「お前、未成年?」
「え?」
顔があまりにも幼かった。身長も150cmあるかないかの程度だ。
多分、中学生だろうか...親はどこだ?ともかく....
「気をつけて..家に帰ろよ」
「帰りたく....ないよぉ.......」
急に泣き出したな....どんだけ帰りたくないんだよ。そこまで家が嫌いなのか?
「親が心配するぞ...」
「心配なんて、するはずない!!」
「........何があったんだ?」
ここまで帰りたがらないのはかなりの理由があるはずだ。ただの家出少女であれば、いまので帰っているだろうし。
「家に帰っても...殴られる......居場所なんてない」
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