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「軽くイったのか。まだ、こんなものじゃ足りないだろう？」
白い指が俺のペニスを握ると、ゆっくり上下にしごき始める。あっという間に硬さを取り戻し、鈴口からはぬめりを帯びた液体が零れていく。
「ひッ……ん！ んっ！ あ！」
（やだ。でも、気持ちいい……）
常磐の舌が鈴口を舐めた。俺の体から流れ出るものを全て舐め取ろうとするかのように、ゆっくりと舌を這わせる。竿を舐められ、双球を咥えられ、大きく足を開かされた。尻の奥までぬるりと熱い舌が這う。
「あっあっ、やだ、そこ、やッ！ やだぁっ」
常磐の頭をどけようとしても、少しも手に力が入らない。ぴちゃぴちゃ、と自分の後孔を舐める音がする。まるで窄まった襞の一つ一つまで伸ばそうとするかのように執拗に舐められて、蕩けてしまいそうだった。
（何で、何で勃っちゃうんだ……）
常磐が体を起こして自分の指をゆっくりと舐めたかと思うと、柔らかくなった場所に突き入れる。
「ん――――っ！」
ツプリと突き入れられた指は、中へ中へと入っていく。俺の目からは涙がこぼれた。
「痛かったか？ 十分開いていると思ったが」
俺の涙に気づいた常磐が、宥めるように優しくキスをする。ゆっくりと指を動かすけれど、本当は堪らなく気持ちがよくて、もっと、と言いたかった。でも、言えない。涙が次々に溢れると、ますます優しく目尻の涙を吸い取ってくれる。探るように少しずつ動く指じゃ足りない。
「恭弥？」
「……っと」
（――もっと、欲しい）
必死に呟いた言葉は、きっと伝わらない。ぺろりと唇を舐められた後に、体を離された。
「ときわ……」
体がころりとうつ伏せにされた。浴衣は脱がされ、腰を掴まれて高く上げられる。尻の間に、ぐっと強く指が押し入ってきた。
「あっあっ……あッ」
常磐の指が肉襞を進み、ごりっと前立腺を抉る。俺は堪らず、シーツを掴んで布団に顔を押し付けた。ぬちゅぬちゅと音が響き、気持ちのいいところを何度も何度も擦られる。指が増やされ、中で動かされるたびにもう出したくて出したくてたまらなかった。
「んっ……んんっ、も、イク、いっちゃ……」
中がひくひくと動いて、もうこれ以上我慢できない。そう思った時だった。ずるりと中に入っていた指が引き抜かれる。がっしりと掴まれた腰に、太くて熱い塊が押し付けられた。
「あっ！ 常磐ッ！」
熱い肉棒がぐっと突き入れられて、みちみちと肉襞を拓いていく。引き裂かれそうに大きいと思うのに、俺の中はゆっくりと常磐自身を吞み込んでいく。
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