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2回目の一目惚れ
すると彼女はパァと顔が明るくなり、俺を言われた。嬉しいようだ。
その笑顔にもう一度、僕は一目惚れをした。
一瞬ボーッとしてしまい、慌てて僕も口角を上げる。
相手も今まで緊張していたのか、急にテンションが上がり、元気になった。
彼女は話慣れるにつれ、同じ女子友達と気楽に話すような感じになり、僕は少しは気に入られたのだろうと少し、いや結構嬉しかった。
そのあともメールをよくするようになり、夏休み前にもう一度会い、同じカフェに行った。
僕は前回とは違うハリネズミの方のクレープを食べ、彼女はアルパカのクレープを食べる。
彼女はアルパカの方が好みのようだった。
そしてそのあと英語を教える。
僕はこの日の為に課題を終わらせてきた。
こんなに早く終わってるのは初めかもしれない。
僕はいつもギリギリになって焦ってやるが、彼女のためと思うとすぐ手を付け、終わらせ、彼女に英語を教えた。
夏休み明けもまた一緒に登校し、彼女は小テストで満点を取った。
もちろん僕も満点だ。
下校中そんな話をし、僕は思った。
今、このタイミングで告白するべきじゃないか。
喜んでいる今なら。でも正直恥ずかしい。そしてもし振られたらこの習慣が関係が崩れてしまうかもしれない。そうなったら気まずくなるだろう。
考えに考えた末、僕は、彼女と勇気が出なく、告白できなかった。
そして彼女からしばらくしてメールが届いた。
「今日学校休みます」
という内容だ。
それからしばらく彼女は学校に来なくなった。
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