月と私

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「えっ⁈」 私は目を疑った。 その扉が開いた瞬間一匹の真っ白なうさぎが 飛び出してきたのだ。 「えっ⁈  う、う、うさぎ〜〜〜〜〜〜⁈」 私は驚き過ぎて、フリーズしてしまった。 すると、そのウサギが私のベッドの横に 来て、突然喋りだしたのだ。 「お目覚めですか?  ご気分はいかがですか?」 (動物が話しをしている。) 私は何が起きてるのか理解が出来なかった。 動物は本来言葉を話さない。 (こっ、これは…。夢⁈ 私は夢を見ているのかな?) するとそのうさぎは突然姿を変えたのだ。 手足が生えて、髪も伸びてその姿はまるで人間の様に変わった。 でも、耳と鼻と口はうさぎのままだった。 それはまさに擬人化だったのだ。 (えっ⁈えっ⁈えっ〜〜〜〜〜〜〜〜⁈) 開いた口が塞がらない。 私はとにかくパニック状態だった。
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