月と私

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月と私

私の夢は宇宙飛行士になる事だ。 私は月が大好きで、子供の頃から月に関する 本ばかり読んでいた。 「宇宙飛行士になって、いつか月に行って みたい。」 でも、その夢は叶わなかった。 私は事故に遭って一生歩けない体になってしまったのだ。 運命は残酷だった。 私は病院のベッドから空を眺めていた。 その日は、満月で、月がとても綺麗に輝いて いた。 「誰か…。私を月に連れて行って…。」 私は月を眺めながら祈った。 すると、突然ピカッと何かが強い光を放って こちらに近づいて来たのだ。 あまりにも強い光だったから 私は眩しくて瞳を閉じてしまった。 次に目を開けた時にはもうその光はなく なっていた。 (今の強い光は何だろう? 流れ星かな?) 私は不思議に思いながら、いつの間にか 眠りについていた。  
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