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fortunaコンサート2日目。 今日は企画のコーナーに急遽参加のために、リハーサルから参加した。 開演まで、差し入れを頂く。 レコード会社が出していた稲荷寿司のお弁当と玉子スープを食べた。 solemnityが用意してくてた衣装に着替えて、楽屋で待機する。 水無瀬結が楽屋に来て、挨拶した。 「今日は卒業発表しないけど、私を見ててね」 彼女の決心を聞いて、身が引き締まる。 オープニングから、物凄い歓声とコールが響き渡る。 冒頭から16曲連続で披露、選抜メンバーが一人ずつセンターを務めた。 センターで歌うメンバー以外は、正規メンバー、研究生が入れ替わり立ち代わり着替えと休憩で交代していく。 16曲目でちょうど1周して、選抜メンバーだけで歌い終わった。 ステージにTシャツ姿の研究生10人が登場して、整列した。 派手な効果音が鳴り響いて、スクリーンに映像が流れる。 「fortuna研究生バレンタイン公演決定! 次世代センターは誰だ」 なかなか刺激的なキャッチコピーだ。 ファンのメンバーコールが響き、ペンライトが揺れる。 そこに、solemnityの専属モデル出雲真凛として登場した。 「こんにちは。出雲真凛です。今日はファンの皆さんに喜んで頂ける報告でやってきました」 ファンの皆さんが、拍手で答えてくれる。 「私が専属モデルを務めるsolemnityが、研究生公演の衣装をサポートさせて頂きます。 メインのドレスはオーダーメイドブランドAdoreで、12人全てデザイン違いで提供します。 昨日、正規メンバーに昇格した二人に着てもらいました。 どうぞ」 二人がセンターステージに、セリで登場した。 左側だけがオフショルダーになっていて胸を強調した黒のドレスを着た杉村莉緒、黒いレースの4段フリルスカートが豪華な渡辺由里香がメインステージにウォーキングしてきた。 おめでとうコールとペンライトが美しく揺れている。 「どうですか、この衣装は?」 莉緒に聞いた。 「自分で選んだデザインが素敵で、サイズがぴったりで嬉しいです」 「由里香ちゃんは?」 「カタログにレース3段までしかなかったんですが、無理を言って4段にしてもらいました。 自分の名前が入った衣装が、嬉しいです」
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