1人が本棚に入れています
本棚に追加
・・ありがとう・・
恵美は勇太の肩に頭を乗せて来た
・・・勇太の肩 暖かい・・・
恵美が目を閉じ呟いた
・・・もっと 一緒に居たかった・・
勇太が呟くと
・・勇太 死んだら駄目だからね・・
恵美は体を起こして 勇太を見つめてくる
・・何故? 恵美が死んだら 生きていく意味無いよ・・
・・自殺は 最悪だよ・・ 恵美が真剣な表情で言った
・・死んで分かったんだけど 自殺すると魂がそこから離れられないの・・
・・私見たいに 動けないのよ 死んだ場所に留まっているの・・・
・・それと 死んだときの痛みを ずーーーっと引きずるの・・・
・・・私みたいに 事故でとか病気で死ぬと魂は
頭のつむじの処から抜けるの・・
・・私 気が付いた時 勇太が私の棺の横で
涙を流しているのを見ていた・・
・・それで ああ 死んだんだなと 思ったわ・・・
・・私も泣いたわ・・戻りたかった・・でも・・ダメだった・・
・・何度も体に 自分を重ねたんだよ 何度も何度も でも駄目だった・・
・・沙也と千鶴の処にも 行って来た お別れしたよ・・・
・・そうしたら 神社の処にいた叔父さんが教えて呉れたの・・・
・・後、7週間は 此処に居られるの その後は別の世界へ・・・・・・・・
・・決まっているの・・・ 悲しそうに呟き顔を上げ
・・それまでは 傍に居るから 良いでしょう・・
顔を見つめて来る
・・勇太 明日から学校行こう 私も付いて行く・・
恵美を見つめると
・・大丈夫 他の人に見られないから 行こう・・
悪戯な目で見つめて来た
最初のコメントを投稿しよう!