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とりあえず、あの場所にずっといても仕方がないので真琴はジーナと共にジーナの城へと向かうため歩いていた。
変わらないみどりの美しい景色に辛い事もあったが懐かしくも想いながら歩いて行く。
街の景色は変わらないのに、ここには誰もいない。
真琴とジーナの二人以外は誰も存在せず、物音もしない無音の世界。
歩きながらも真琴は考えていた。
ここに自分を送り込んだ人物の事を。
歩きながらジーナとこれまでの事をお互いに話しながら情報を交換する。
「やっぱり僕をこの世界に送り込んだのは創世主だと思う?」
「話を聞く限りではその可能性が高いかもしれないな」
「創世主は僕を災いの元凶だって殺そうとしている。だからわざわざこの世界へと僕を送り込んだ?」
「それなら俺も一緒に殺そうとしているのかもしれんな」
「ーー⁉︎」
「俺も世界を創り崩壊させた…その行為は許される事では無いだろう」
「そんな…」
ジーナにその可能性を指摘された真琴はショックを隠せれなかった。
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