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第二話
結局仕事は翌朝の5時頃まで掛かり、マアラは軽く朝食を取ってから仮眠をしようとダイニングへと向かった。この時間なら早起きの真琴はもう起きているはずだ。マアラの伴侶なのだがらもっと贅沢にして我儘も言って良いのに真琴は早起きをし料理長やお手伝いのルアン達の仕事を率先して手伝っていた。そんな真琴だから下の者に慕われ、皆に愛される存在へとなっていた。
ダイニングに顔を出したマアラだが肝心の真琴の姿が見られなかった。
「おはようございます、マアラ様」
マアラの姿を見つけたルアンが挨拶をして来た。
「真琴は?」
「今日はまだいらっしゃいませんね。たまに寝坊される事もありますので。ゆっくりお休みになられているのだと思います」
確かに昨日は遅くまで起きていたので寝坊してしまったのだろうとマアラもルアンも軽く考えてしまった。
軽い朝食を取り部屋へ戻ると真琴はまだベッドの中でスヤスヤと眠っていた。
徹夜でさすがのマアラも眠気が限界だったので真琴の横に潜り込み直ぐに眠りについてしまった。
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