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眠り続ける真琴の傍に座り、マアラは真琴の手を握っていた。
目を覚さない真琴。
一体、真琴の身に何が起きているのか…。
どうすれば良いのか分からずマアラはただ真琴が目覚める事を祈るしか無かった。
マアラから真琴が目覚めない事を聞いたルアンはショックを受けさらに自分を責めた。
「わ、私がもっと気して真琴様を見に行けば、こんな事には」
ルアンはマアラに頭を下げた。
「ルアンのせいではない」
「でも……」
ルアンに責任は無い。
悪いのは真琴の異変に気付いてやれなかった自分のせいなのだ。
かなり落ち込んでしまったルアンを宥めて、マアラはある場所へと向かった。
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