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屋敷の地下室にある書庫室だった。
かなり古い書物もあり何か手掛かりがないかと調べに来たのだ。
「手掛かりは無いか…」
マアラは書物を閉じ棚に戻し、椅子へと座り溜息を吐いた。
「真琴……」
油断していた…。
真琴は今日で二十歳となるため流行り病には罹らないと思い込んでいたのだ。まさか二十歳前日の夜に真琴の身に襲い掛かるとは思ってもいなかった。
だが、いつまでと悩んでいるわけにはいかない。
真琴を救う手段を早急に見つけなければいけないのだ。
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