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エピローグ
「マクスウェル国王、万歳!!」
一夜でセレヴィスタ王国は滅び、レオンハルトが国王になった。
辺境領土を王都とし、国政を行う。
「エルフ様を妃になさるお方だから、国を良き道に導いて下さるはず」
なぜか、エルフが尊い存在とされ、神として拝められている世の中。
国王と国妃として受け入れられた。
「ミア、とても似合ってます」
なぜか純白のドレスを着させられ、馬車で神殿につれてかれた私は、道中に人だかりができている事に驚いた。
「マクスウェル国王様、御結婚おめでとうございます!!」
神殿の中に入るとまさかのサプライズ結婚式。
「ミア、私が25歳になったらお嫁さんになってくれると仰いましたよね。魔王討伐はミアがなさいましたが悪の根源の王族は私が滅ぼしました。王族滅ぼしてしまったので責任とって新たな国王になります。ミア、側で支えてくれますよね?」
勇者の魔族化の原因を考えず討伐し、私は世界を破滅に導いていた。
それを正してくれたのが弟子だったレオンハルト。
私の尻拭いをさせてしまい申し訳なかった。
「レオンハルトの奥さんになって、生涯貴方の側に居て、支える事を誓います」
立派に育った弟子が誇らしく、愛おしい。
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