おまけ・1

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おまけ・1

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!  どうもこんにちは。  あるいは、おはようございます。  または、こんばんは。  作者の一布と申します。  さて。最終話の最後の三行で書いたように、本作についてのおまけを書いていきたいと思います。  まあ、このおまけ、一布の他長編を読んでいただいた方にはすでにお馴染みかと思います。  もし他長編が未読であれば、そちらも読んでいただけると嬉しいです。  ――読んでいただけると嬉しいです!!  はい。大事なことなんで二回繰り返してみました。三回繰り返そうかとも思いましたが、それだとしつこくなるので却下しました。  それでは、まず本作についてですが。  実はこの『死を招く愛』は、一布が初めてWEB小説として投稿した作品だったりします。別サイトで、ですが。  あれから約二年。再び読み返してみると、読みやすさや表現力にそれはそれは未熟さを感じまして。  そこで思ったわけです。 「そうだ! 京都行こう!」  ……いや、そうじゃなくて。 「そうだ! 改稿してみよう!」  そんなわけで、内容は一切変えずに構成や文面を工夫して改稿したわけです。  と、まあ。裏話はこんなところで。  まずは本作の登場人物紹介をしていきたいと思います。  それではどうぞ。 ■村田洋平  ・コンセプトは「何もしない主人公」  ・高校二年。三月生まれの十六歳。  ・表情も感情も豊か。嘘がつけない。いい意味では素直。悪い意味では単純馬鹿。真面目。努力家。絵に描いたようなお人好し。  ・高校進学後のボクシングの戦績は、21勝16敗(7KO・RSC)5敗。階級はバンタム級(52~56キロ)   ※ちなみに、プロのバンタム級のリミットは52.1~53.5キロ  ・身長168センチ、体重(平常時)58キロ  ・テストの成績は、概ね学年順位を2~10位に保っている。ちなみに、常時1位は美咲だったりします。  ・勉強もボクシングも真面目。朝刊配達までしている。いつ寝ているのかは作者にも不明(笑)  ・二枚目とは言えないが、表情豊かで親しみやすい。  ・美咲のことばかり話すので、周囲には「聞き飽きた」と呆れられている。  ・美咲を妊娠させるのが恐くて、彼女を抱けなかった。でも「美咲と」セックスは滅茶苦茶したかった。自分の欲求に苛立ったことは数え切れないほどある。でも我慢した。クソ真面目か。  ・ちなみに、父親の名前は恭平。母親と父親から一文字ずつ取って「洋平」  ・恭平は、洋子が洋平を妊娠中に事故死しているが、その経緯は以下。  ブレーキとアクセルを踏み間違えた高齢者ドライバーの車が、歩道に突っ込んできた。  いち早く気付いた恭平は逃げようとするが、近くに親子連れがいることを発見する。  親子を暴走車の走行軌道上から逃がすため、突き飛ばす。  自分は逃げ切れずに、轢かれる。  つまり、恭平と洋平は同じ過ちを犯しているのです。自己犠牲により、大切な人を悲しませてしまうという。遺伝って凄いです。 ■笹森美咲  ・本作のヒロイン兼もう一人の主人公。  ・コンセプトは「外はカチカチ、中はフワフワ」  ・上記の通り、見かけは超絶無表情。圧倒的に造形が綺麗なマネキンにすら見える。でも、実は感情豊かで情が凄く深い。  ・圧倒的美人。超絶美人。国宝級美人。  ・美人なのが、得な方よりも、五味に惚れられるという損な方に働いた不幸な人。  ・高校2年。7月生まれの17歳。  ・本編からお察しかと思われますが、実はかなり知能が高い。  ・見かけとは裏腹に、よく悲しむし、よく怒るし、よく喜ぶ。洋平と過ごすクリスマスや誕生日が楽しみ過ぎて、無表情な顔の裏では、心の中でマツ○ンサンバを踊っていた。  ・身長156センチ、体重47キロ。  ・Dカップ←  ・やや毒舌。  ・中学のときの告白された回数のアベレージは、26.6回/年。  ・実は昔から洋平が好きで、いつまで経っても告白してこない洋平に少し苛ついたりもした。そんな美咲の心情を知らずに告白してきた同級生に対して、ちょっと八つ当たり気味に辛辣な振り方をしたことがある。振られた可哀想な男子生徒には、後に「ひどいこと言ってごめん」と謝っている。  ・でも、自分からは告白できなかった。洋平のことは好きだけど、自分から告白するのは恥ずかしかった。同時に、「洋平は私のことが好きだから大丈夫」と、油断もしていた。 ■五味秀一  ・一布の他長編を読んでいただいた方はご存じかと思いますが、その全ての作品に「人間のクズシリーズ」として登場します。いわば、一布作品のスーパースター(もちろん悪い意味で)  ・本作は一布の初投稿作なので、いわばオリジナルの五味君。  ・名前の由来は、いわずもがな「ゴミ」から。ちなみに、当初の名前の候補に「九頭(くず)」というのがあった。  ・実はモデルがいます。二人ほど。二人とも、一布の学生時代の知人(友人ではない。断じて)です。一人は、同学年の生徒にバイトをさせてそのバイト代を全て巻き上げていたクソ野郎。もう一人は、家が金持ちで修学旅行では十数万の金を使い切ったボンボン野郎です。  一布は彼等が嫌いでしたが、彼等がいなければ五味君は生まれませんでした。ので、企業からのお祈りメールのようなものを彼等に捧げたいと思います。 『これからますますの破滅を心よりお祈りしております』  ・作中でわずか十七歳で生涯を閉じるが、それでもこいつは長く生き過ぎた(笑)  ・圧倒的美貌を持つ美咲に対しては、本気で惚れていた。だから、最初は洋平をリンチなどせず、正攻法で口説いていた。  ・承認欲求が強い。友人に「遊んだ」女性の画像を共有するのも、「俺ってこんなことができるんだぜ」なんて示したいから。  ・学校の購買では、よく後輩に昼食を奢っている。特に女子生徒には。「あ、何だ? これから昼飯か? 俺が買ってやるよ」みたいな。  ・行ったクズな行為の一例は、以下。  目を付けた女子生徒の彼氏をトイレに呼び出し、リンチをした回数:14回  目を付けた女子生徒の彼氏を数人で拉致し、リンチをした回数:8回  しかし、そうすることで奪った女性は、数回「遊んで」から簡単に捨てた。 「遊んだ」女子生徒の卑猥な画像を友人に共有した回数:数え切れず。  ……マジで死んだ方がいいな、こいつ。  いや、死んだんだけども。 ■六田祐二  ・名前の由来は、五味の仲間だからこんな感じかな、と。  ・運動、勉強において、天才型とも言えるタイプ。だから、週に2回程度しか部活に出ないが、エースになれた(弱小ですが)  ・打順は5番。4番じゃないのが不服。  ・「俺って凄え」アピールが凄い。俺様タイプ。無駄な自信に満ちていて、それが、一部女子にはウケがいい。  ・自分が資質に恵まれているから、才能のない人間を見下す。  ・八戸に対して、「才能ないから野球やめろよ。それよりも、俺達の役に立て」と言った。  ・うん。こいつも死んでよかった(笑) ■七瀬三春  ・名前の由来は言わずもがな。  ・社会に出たら、割と出世するタイプ。とにかく人に取り入るのが上手い。  ・共に行動する人を間違えなければ、ひとつの集団の中(会社等)で、それなりの地位を築ける人。ただし、能力は別にして。  ・モチーフは一布の学生時代の知人(友人ではない。ちなみに、小中高と同じ学校だった)  ・依存先が変わると、少し前まで依存していた人物に対しても平気で辛辣なことができる。  ・お世辞ともヨイショとも思われずに人を褒めちぎれるのは、ある意味で才能。  ・自分の上の人間の命令は絶対。下の人間や同列の人間はどうでもいい。 ■八戸四郎  ・名前の由来は(略)  ・自分の身は可愛いから、周囲とは絶対にぶつかり合わないようにしている。  ・野球はリトルリーグから行っている。その際にレギュラーになったが、レギュラーになれなかった奴等にいじめられて、別のチームに移った。  ・散々パシリをしたせいか、足は速い。100メートル12.1秒で走れる。 ■前原正義  ・イメージは、大人になった洋平。  ・いい意味で熱血漢。悪い意味だと馬鹿。  ・周囲の人に感情移入しやすく、情が深く、根本的に優しい。洋平と違うのは、「自分がいなくなったときの損失」を考えられること。また、どんなに苦しくても、辛くても、職務を全うできる。だから美咲も逮捕した。  ・柔道は四段。  ・身長170センチ。体重76キロ。太ってはいない。筋肉質。  ・服は、肩や腕が入るものを選ぶと丈がどうしても長くなる(肩や腕がやたら太い)。手直し必須。 ■原さくら  ・正義の後輩だが、彼の面倒を見るお姉さんのような役割。同時に、彼のコントロール方法も心得ている。  ・落ち着きがあり冷静だが、感情が薄いわけではない。  ・結婚したら、有能な妻になるタイプ。夫をどんどん出世させられそうな。  ・結婚相手によっては、夫を専業主夫にして自分がバリバリ働きそう。  ・身長152センチ。体重50キロ。  ・Gカップ←  ・太ってはいないのに身長に対して体重がそれなりにあるのは、胸が重いから。  ・歌が抜群に上手い。忘年会では酔った上役に歌わされ、その歌を聴いた酔った上役はあまりの綺麗な歌声に泣き出す。 ■笹森咲子  ・美咲の母親。45歳。美咲出産時は28歳。  ・昔は、勉強ができた優等生タイプ。弁護士として業務開始できる最短年齢は24歳(学習過程等の必須項目や司法試験をクリアするためにはこの年齢になる)だが、その最短ルートを通れるほど優秀。美咲の知能の高さは遺伝と言える。  ・チョイ悪な感じの美咲の父親に口説かれ、そんな彼を格好いいと思い、コロッと落ちた。  ・元夫の名前は、中井亮。女癖が悪く、咲子が妊娠中に他の女性を妊娠させたりもした。  ・もともとおとなしい優等生のため、どこか弱いところがある。だからこそ、美咲を守って生きるために強くあろうとした。洋平に「守ってあげて」などと言ったのも、そんな気持ちの表れ。  ・でも根本的に強くないから、洋子や美咲に事実を告げられなかった。 ■村田洋子  ・洋平の母親。現在40歳。洋平出産時は24歳。  ・身長146センチと小柄。おまけに童顔。20歳のときに同じ大学で出会った同じ歳の夫に「お兄ちゃんかお姉ちゃんを探してるの?」と聞かれた。兄か姉に会いに大学に来た中学生と間違われた。  ・夫が亡くなっても、旧姓に戻していない。「自分と、自分達を見守ってくれている夫とで、洋平を育てる」という気持ちから。  ・旧姓は「仁士村(にしむら)」。ひらがなにすると珍しくない名字だが、漢字にすると珍しいかもです。  ・優しい夫に惹かれただけあって、洋子も愛情深い。ただし、芯の部分では咲子より強い。  ・洋平が行方不明になったとき、「あの子が帰って来ても生活が破綻していることがないように」と、辛い気持ちを押し殺して働き続けた。  ・現在でも、外見は20代後半くらい。若々しさを咲子に羨ましがられていた。  ・夫が亡くなった後、数人に告白されている。その全てを断っている。「今の私は、洋平が全てだから」と。  ・実は、洋平が美咲と付き合い始めたとき、少しだけ嫉妬した。その後に、「ああ、これが、息子がお嫁さんを連れてきたときの母親の心境なんだ」と思い、彼の母親をしっかりやれている気がして、今度は嬉しくなった。ちょっと可愛い(笑)  なかなか長くなりましたが、登場人物の裏話等の紹介でした。  これを見て、同情人物達に愛着を抱いてくれたり、人物によっては「こいつ死ね」というような感想を持っていただけたら嬉しいです。  まあ、「死ね」と言いたくなるような人物は、作中ですでに死んでいるんですが(笑)  では、次の「おまけ・2」でm(_ _)m  
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